電子書籍を出版するには?出版方法・費用・メリット
「出せる状態」まで来ている人が、意外と多い
書きためた原稿はある。伝えたいこともはっきりしている。それでも公開ボタンの手前で止まってしまう方が少なくありません。
実は、止まる理由のほとんどは技術ではありません。手順のどこに何があるかを知らないだけです。
では、最初の一冊は何から手をつければいいのでしょうか?
この記事では、電子書籍を出版するまでの実務を順番に並べます。原稿の整え方、表紙データの用意、価格と販売条件の決め方、費用の内訳、審査でつまずかない確認点まで具体的に扱います。読み終える頃には、今日やる作業が1つ決まっているはずです。
結論からお伝えします。電子書籍を出版するのに必要なものは、原稿・表紙・振込先の3つだけです。出版社の審査も、印刷費も要りません。だから最短の道は、9つのステップを上から順に片づけることです。

目次
電子書籍を出版するには何が必要か
まずは、手元に何がそろえば出せるのかを整理します。必要なものは3つだけです。実は、道具よりも先に決めておく事柄のほうが効いてきます。
言葉の意味を一文で押さえる
電子書籍出版とは、原稿をデータのまま電子書店に登録し、読者に販売する出版の形です。紙に刷る工程がありません。だから在庫も配送も発生しません。
たとえば個人でも同じ棚に並べられます。むしろ手続きの多くは自動化されています。
つまり、参入の壁はかなり低いのです。ここが出発点になります。
そろえるのは原稿・表紙・口座の3つ
用意するものは、突き詰めると3点です。本文の原稿、表紙の画像、そして売上を受け取る口座です。だから準備物で悩む必要はありません。
たとえば原稿は文書ソフトのファイルで構いません。一方で表紙だけは画像として別に作ります。
なぜなら、表紙は本文と別の枠で表示されるからです。だから最初から分けて考えます。
出版社の審査を通らなくていい
最大の違いは、企画を通す相手がいないことです。書く内容も出す時期も自分で決められます。だから止まる理由が減ります。
たとえば思い立った週に公開まで進められます。むしろ決裁がない分だけ自分の段取りが問われます。
つまり、自由と責任がセットになります。ここは覚えておきましょう。
誰に読ませるかを先に決める
作業に入る前に、読者を一人に絞ります。想定する相手が決まると、書く内容も価格も決めやすくなります。だから最初に手をつけます。
たとえば「同業の若手」ではなく「独立3年目の同業者」と置きます。むしろ狭いほど言葉が具体的になります。
なぜなら、全員向けの本は誰にも届かないからです。だから範囲を狭めます。
先に決める2つのこと
決めておきたいのは、公開日と分量の目安です。この2つがあるだけで作業が前に進みます。だからカレンダーに書き込みます。
たとえば「3週間後の日曜」と決めてしまいます。一方で完璧を目指すと期限は永遠に来ません。
つまり、締切が原稿を仕上げます。ここは経験則です。
材料を先に集めておく
書き始める前に、材料を一か所に集めます。事例や数字が手元にあれば、筆が止まりません。だから箱を先に作ります。
たとえば過去の資料や相談の記録をまとめておきます。むしろ思い出す時間のほうが長くかかります。
つまり、準備が執筆の速度を決めます。ここは地味ですが効きます。
どのくらいの期間で出せるか
原稿があれば、公開までの作業は数日で終わります。整形と表紙と登録の3工程だけだからです。だから待ち時間は長くありません。
たとえば審査は数十時間で終わることが多い形です。むしろ時間がかかるのは原稿を書く段階です。
なお、電子出版そのものの定義や全体像は電子出版とは何かを整理した記事にまとめています。だから本記事は実務に集中します。
電子書籍を出版する手順【9ステップ】
ここからは作業の順番を並べます。上から順に片づければ公開まで届きます。
- 読者と公開日を決める
相手を一人に絞り、日付を先に置きます。 - 目次を先に作る
見出しだけを並べ、書く順番を決めます。 - 本文を書き切る
直しは後回しにして、最後まで通します。 - 原稿を整形する
見出しの階層をそろえ、目次を作ります。 - 表紙データを用意する
縦長の画像を1枚、指定サイズで作ります。 - 販売ページの文章を書く
書名と紹介文を、登録前に整えます。 - 価格と販売条件を決める
金額と配信範囲をここで確定します。 - ファイルを登録して申請する
本文と表紙を上げ、内容を確認します。 - 公開を確認し、告知する
表示を点検し、身近な人から知らせます。
止まりやすいのは4番目
つまずきが集中するのは整形の工程です。書く作業とは頭の使い方が違います。だからまとめて時間を取ります。
たとえば平日の夜に少しずつ進めると混乱します。むしろ半日を空けて一気に終わらせるほうが速いです。
つまり、作業の性質で時間の取り方を変えます。ここは工夫のしどころです。
同時に進めていい工程がある
表紙と販売ページの文章は、本文と並行して進められます。人に頼める部分でもあります。だから待ち時間が減ります。
たとえば本文を書きながら表紙を発注しておきます。一方で価格の決定は最後で構いません。
なぜなら、価格は公開後にも変えられるからです。だから先に進めます。
週末2日で終わらせる型
原稿がある方なら、休日2日でも公開まで届きます。1日目に整形と表紙、2日目に登録と確認という配分です。だから予定を先に押さえます。
たとえば土曜の午前に整形を終わらせます。一方で平日の細切れ時間では進みにくい作業です。
なぜなら、集中が切れると手順を見失うからです。だからまとめて取ります。
止まったときの戻り方
途中で止まったら、ステップ番号に戻ります。今どこにいるかが分かれば再開できます。だから一覧を手元に置きます。
たとえば「4番の途中」と書いて閉じます。むしろ中断そのものは問題になりません。
つまり、迷子にならない工夫が要ります。ここが完走の分かれ目です。
一冊目は短くていい
最初の一冊は、分量を欲張らないことをおすすめします。出し切る経験そのものに価値があるからです。だから範囲を絞ります。
たとえば得意な一つのテーマだけで構いません。むしろ薄い本のほうが最後まで読まれます。
つまり、完走が次の一冊を連れてきます。ここは実感として確かです。

原稿を「読める形」に整える実務
整形とは、文書を本の構造に直す作業です。ここを外すと読みにくい一冊になります。まずは見出しから手をつけましょう。
見出しの階層をそろえる
最初にやるのは、見出しの整理です。章と節をはっきり分け、同じ種類の見出しは同じ書式にします。だから構造が伝わります。
たとえば文書ソフトの見出し機能を使います。むしろ手作業で太字にするやり方は避けます。
なぜなら、機能で指定した見出しが目次のもとになるからです。だから最初に直します。
目次は自動で作る
目次は手で打たず、機能で生成します。読者が見出しから飛べる状態になるからです。だから読み心地が変わります。
たとえば辞書のように必要な章だけ読む人がいます。一方で紙の本より飛ばし読みが多い媒体です。
つまり、移動しやすさが満足度を左右します。ここは省けません。
画像と図の扱いを決める
図表は、小さな画面で見える大きさにします。細かい数字を並べた図は読めません。だから作り直しが要ります。
たとえば1枚に要素を3つまでに絞ります。むしろ文章で説明したほうが早い場合もあります。
なぜなら、拡大操作は読者の手間になるからです。だから最初から大きく作ります。
縦書きと横書きを選ぶ
読み方向は、内容に合わせて決めます。実務書や解説書は横書きが読みやすい形です。だから内容で選びます。
たとえば英数字が多い本は横書きが向きます。一方で随筆や物語は縦書きが合います。
つまり、読者の目線で決めます。ここに正解はありません。
ファイル形式は指定に従う
登録できる形式は、ストアごとに決まっています。指定された形式で用意すれば問題ありません。だから調べる手間は一度だけです。
たとえば文書ソフトのファイルをそのまま受け付ける場合もあります。むしろ変換で崩れるほうが厄介です。
なぜなら、崩れは登録後の画面で初めて分かるからです。だから確認を挟みます。
奥付と著者紹介を入れる
巻末には、著者の紹介と連絡先の案内を置きます。読み終えた直後がいちばん動いてもらえる瞬間だからです。だから最後の1ページを空けません。
たとえば運営する場所への案内を1行添えます。むしろ長い自己紹介は読まれません。
つまり、電子書籍を出版する目的がここに表れます。ここは丁寧に作ります。
端末で通し読みして直す
最後に、実際の端末で最初から読み返します。書いている画面とは見え方が違うからです。だから必ず挟みます。
たとえば改行の位置や余白の詰まりが分かります。むしろ誤字よりも体裁の崩れが目立ちます。
つまり、読者と同じ環境で見ます。ここで品質が決まります。
表紙データはどう用意するか
表紙は、本文とは別に1枚の画像として作ります。ここでは制作と発注の実務を整理します。まずはサイズの話からです。
サイズと縦横比を確認する
表紙は縦長の比率で作ります。ストアごとに推奨サイズが公開されています。だから作る前に確認します。
たとえば横幅よりも縦幅が大きい形が基本です。むしろ正方形で作ると意図せず切れます。
なぜなら、一覧表示の枠が縦長だからです。だから比率を先に決めます。
縮小してから判断する
表紙の出来は、小さくして確かめます。読者が最初に見るのは親指ほどの大きさだからです。だから拡大表示で判断しません。
たとえば画面の端に並べて見比べます。一方で細い書体は縮小すると消えます。
つまり、小さくても読めるかがすべてです。ここは妥協しないところです。
載せる文字は3つまで
表紙に入れる情報は絞ります。書名、副題、著者名の3つで足ります。だから読みやすくなります。
たとえば実績や肩書きを詰め込むと窮屈になります。むしろ余白が信頼感をつくります。
なぜなら、情報が多いほど何も伝わらないからです。だから引き算で考えます。
自作と外注の分かれ目
判断の基準は、仕事につなげるかどうかです。名刺代わりに使う一冊なら外注が向きます。だから目的で選びます。
たとえば無料の作成ツールでも形にはなります。一方で同業と並んだときの差は出ます。
つまり、用途に見合うところにお金を使います。ここは費用の節でも触れます。
画像の権利を確認する
使う写真や素材は、商用利用の可否を確かめます。無断で使えば公開できません。だから出どころを控えます。
たとえば購入した素材でも条件が付く場合があります。むしろ利用規約を保存しておくと安心です。
なお、著作権など権利の個別判断は専門家にご相談ください。だから迷う素材は使わない選択が無難です。
シリーズは同じ型でそろえる
続編を出す予定があるなら、表紙の型を決めておきます。色や配置をそろえると、並んだときに同じ著者だと伝わります。だから最初に決めます。
たとえば帯の位置と書体を固定します。むしろ毎回変えると印象が散らばります。
なぜなら、繰り返しが記憶をつくるからです。だから型を守ります。
書名まわりの作り込みは別記事で
表紙が整ったら、次は言葉の設計です。書名や紹介文の考え方は、読まれ方に直結します。だから別に時間を取ります。
読まれる一冊にする工夫は、先ほどご紹介した電子出版の全体像の記事で扱っています。むしろ本記事はデータの用意に集中します。
つまり、役割を分けて読んでいただく形です。ここは合わせてご覧ください。
価格と販売条件をどう決めるか
登録画面で迷いやすいのが、この設定です。ここでは決め方の順番を示します。まずは価格帯から見ていきましょう。
価格は目的から逆算する
値づけは、何を得たいかで変わります。読者を増やしたいのか、利益を取りたいのかで答えが違うからです。だから目的を先に決めます。
たとえば名前を知ってもらう段階なら手に取りやすくします。一方で専門性の高い内容は安すぎると軽く見られます。
つまり、金額は戦略の一部です。ここは感覚で決めません。
同じ棚の本を並べて見る
目安は、同じ分野の本から探します。読者が比べる相手はそこにいるからです。だから実際の画面を見ます。
たとえば同じ分量の実務書を5冊調べます。むしろ平均より少し上に置く選択もあります。
なぜなら、価格は品質の合図にもなるからです。だから安易に下げません。
配信範囲と独占の扱い
1つのストアに絞るか、複数に出すかを決めます。独占の条件を受け入れると使える販促が増える仕組みです。だから条件を読みます。
たとえば期間限定の値引きが使える場合があります。一方で他のストアには出せなくなります。
つまり、得るものと手放すものを見比べます。ここは規約が正です。
無料配布は目的を決めてから
無料の期間を設ける手もあります。読者数を先に作りたいときに向きます。だから使いどころを選びます。
たとえば発売直後に感想を集めたい場合です。むしろ常時無料にすると値づけが戻せません。
なぜなら、一度ついた印象は変えにくいからです。だから期間を区切ります。
受け取りの手続きを先に済ませる
売上の振込先や税務の登録は、公開前に終わらせます。後回しにすると支払いが保留になるからです。だから最初に片づけます。
たとえば口座情報の入力は数分で終わります。一方で書類の確認に日数がかかることもあります。
つまり、事務は早めに動かします。ここは待ち時間の対策です。
価格は後から変えられる
最初の設定に完璧を求める必要はありません。公開後でも金額は変更できます。だから決めきれなくても進みます。
たとえば1か月後の反応を見て調整します。むしろ動かしながら学ぶほうが早いです。
なお、収益の仕組みそのものはKindle出版は儲かるのかを検証した記事で詳しく扱っています。だから本記事では設定の手順に絞ります。

電子書籍を出版する費用はいくらか
お金の話を整理します。かかる費用は、どこまで自分でやるかで決まります。まずは実費から確認しましょう。
全部を自分でやれば実費はほぼゼロ
登録そのものに費用はかかりません。印刷も配送もないからです。だから金銭的な参入障壁は低い形です。
たとえば表紙まで自作すれば持ち出しはありません。むしろ使うのは時間という資源です。
つまり、費用は時間との交換になります。ここが判断の軸です。
外注するなら3つの費目
お金をかける先は、表紙・校正・整形の3つに集約されます。どれも自分でできますが、時間を買う選択もあります。だから優先順位を決めます。
たとえば表紙だけを外に出す形が現実的です。一方で校正は読者の信頼に直結します。
なぜなら、誤字の多さは中身の評価に響くからです。だから校正は削りにくい費目です。
支援サービスを使う場合
一括で任せる方法もあります。企画から公開まで並走してもらう形です。だから本業が忙しい方に向きます。
たとえば書く時間が取れない経営者の方が使います。むしろ内容の設計から相談できる点が価値になります。
依頼の流れはKindle出版プロデュースの役割と依頼の流れにまとめています。だから比較の材料にしてください。
紙の本と比べたときの差
自費出版の相場は200万円から500万円とされます。弊社の出版プロデュースはその半額にあたる50万円から140万円です。だから金額の差は大きくなります。
たとえば印税は全額が著者に入る形です。むしろ在庫を持たない仕組みが負担を軽くします。
つまり、費用の構造そのものが違います。ここは比較の前提です。
費用を抑える順番
削る順番を決めておくと迷いません。まず整形、次に校正、最後に表紙という並びです。だから表紙は最後まで守ります。
たとえば整形は手順を覚えれば自分でできます。一方で表紙の出来は売れ行きに直結します。
なぜなら、読者が最初に見る要素だからです。だから優先順位を守ります。
自分の時間も費用として数える
見えにくいのが、自分の作業時間です。整形や表紙作りに使った時間にも値段があります。だから両方を並べて考えます。
たとえば10時間かけて覚えるか、外に出すかを比べます。むしろ本業の時給で換算すると判断が速くなります。
なぜなら、時間は取り戻せないからです。だから電子書籍を出版する目的に照らして決めます。
初期費用より継続の負担を見る
見落とされがちなのが、出したあとの手間です。更新や告知には時間がかかります。だから続けられる形を選びます。
たとえば毎月の告知を1回だけと決めます。むしろ無理のない設計が長続きします。
つまり、費用は時間も含めて考えます。ここは最初に見積もります。
向いている人と、割に合わない場面
誰にでも勧められる手段ではありません。ここでは判断の材料を並べます。まずは2つの立場を見比べてみましょう。
❌ 割に合わない場面
書店に並ぶことを目的にしている。印刷された本を手渡したい。売上そのもので生計を立てたい。この3つが目的なら、別の方法を検討したほうが近道です。
✅ 向いている人
伝えたい考えが固まっている。まず世に出して反応を見たい。仕事の入口として使いたい。この3つに当てはまるなら、電子書籍を出版する意味は大きくなります。
利点1:いつでも直せる
最大の強みは、修正できることです。紙の本は刷った時点で確定します。だから心理的な負担が軽くなります。
たとえば制度の変更に合わせて書き足せます。むしろ育てる前提で出せます。
つまり、完成させてから出す必要がありません。ここが背中を押す要素です。
利点2:在庫を抱えない
2つ目は、リスクの小ささです。刷った本が残る心配がありません。だから部数の判断が要りません。
たとえば倉庫代も送料も発生しません。一方で手渡しできない不便さは残ります。
なぜなら、実体のないデータだからです。だから用途で使い分けます。
利点3:仕事の入口になる
3つ目は、信頼の入口になることです。読んだ方から問い合わせが来る形が生まれます。だから営業の順番が変わります。
弊社では自著の出版マーケティングを実践し、出版後1ヶ月で1,000万円以上の売上につながりました。むしろ本そのものより、その後の展開が成果を生みます。
つまり、出すことは手段です。ここを取り違えないようにします。
書く時間が取れない場合
経営者の方に多いのが、時間の問題です。内容はあるのに書けない状態が続きます。だから書き方を変えます。
弊社は話すだけで書籍が完成する出版プロデュースを提供しています。詳しくは本が書けない経営者でも出版できる方法をご覧ください。
なぜなら、話すほうが速い方が多いからです。だから手段を選び直します。
一冊で終わらせない前提を持つ
効果が出やすいのは、続けている方です。二冊目、三冊目と重なるほど信頼が積み上がります。だから最初から続編を想定します。
たとえば大きなテーマを3つに割って出します。一方で一冊に詰め込むと薄くなります。
つまり、電子書籍を出版する強みは回数を重ねられる点にあります。ここが紙との違いです。
迷ったときの判断軸
決め手は、出したあとに何をしたいかです。読者との接点をつくりたいなら向いています。だから目的から逆算します。
たとえば講演や相談につなげたい場合です。一方で贈答用なら紙が適しています。
つまり、用途が手段を決めます。ここは冷静に見ます。

審査と公開でつまずかないために
最後の関門が、申請と審査です。ここで止まる原因は数が限られています。事前の確認で防げます。
POINT
申請前に「表示の確認」を必ず挟む
登録画面には、実際の見え方を確かめる機能があります。目次から飛べるか、改行が崩れていないか、表紙が切れていないかをここで確認します。だからこの一手間だけで、差し戻しの大半は防げます。
差し戻しの多くは体裁の問題
止まる原因は、中身よりも形式です。目次が動かない、画像が粗いといった指摘が中心になります。だから確認項目にします。
たとえば画像の解像度が足りない場合です。むしろ内容で止まることは多くありません。
つまり、事前点検が効きます。ここは機械的に潰します。
他人の文章や画像を使わない
引用の範囲を超える転載は避けます。出典を書けば何でも使えるわけではありません。だから自分の言葉に直します。
たとえば他書の一節をそのまま並べる形は危険です。一方で短い引用は出典を明記して使います。
なお、著作権の個別判断は専門家にご相談ください。だから判断に迷う箇所は載せません。
同じ内容を別名で出さない
中身がほぼ同じ本を複数出す行為は避けます。規約に触れる可能性があるからです。だから改訂で対応します。
たとえば加筆したいときは同じ本を更新します。むしろ更新のほうが読者にも親切です。
つまり、増やすより育てます。ここは方針として持ちます。
公開後の修正は手順が決まっている
誤字が見つかっても慌てる必要はありません。ファイルを差し替えれば反映されます。だから完璧を待たずに出せます。
たとえば読者の指摘を受けて直す形もあります。一方で反映には時間がかかります。
なぜなら、再度の確認が入るからです。だから余裕を見ます。
⚠ 個人情報と実名の扱いに注意
実務の経験を書くときは、取引先や相談者が特定できる書き方を避けてください。社名や地域、時期がそろうと個人が割り出せてしまいます。だから事例は要素を変えるか、許可を得てから使います。判断に迷う場合は専門家にご相談ください。
公開日を告知に合わせる
審査には時間がかかります。だから告知の日程は公開を確認してから決めます。ここで慌てる方が多い部分です。
たとえば予約投稿を先に組むと危険です。むしろ公開を見届けてから動きます。
出すこと自体の注意点はKindle出版のデメリットと注意点にもまとめています。だから合わせてご確認ください。
電子書籍を出版するときのよくある質問
はじめての方から多くいただく質問をまとめました。作業前の確認にお使いください。気になる項目からご覧ください。
Q1. パソコンが苦手でも出せますか?
文書ソフトが使えれば出せます。登録画面は案内に従って入力する形式です。だからつまずくとすれば整形の工程だけです。むしろその部分だけを人に頼む方も多くいらっしゃいます。
Q2. 原稿はどのくらいの長さが必要ですか?
決まりはありません。テーマが一つに絞れていれば、短くても一冊として成立します。だから分量よりも構成の明快さを優先してください。むしろ長すぎる本は最後まで読まれにくくなります。
Q3. 実名を出さずに出版できますか?
著者名は筆名でも登録できます。ただし仕事につなげたい場合は、実名のほうが効果が出ます。だから目的で選んでください。むしろ名刺代わりに使うなら、実名と肩書きをそろえるほうが自然です。
Q4. 紙の本も同時に出せますか?
注文が入ってから印刷する方式を使えば、在庫を持たずに紙も用意できます。だから電子だけで始めて、後から紙を足す進め方も可能です。むしろ手渡しの機会が多い方には、その組み合わせが向きます。
Q5. 売上はいつ入金されますか?
ストアごとに締めと支払いの周期が決まっています。登録時に条件が示されるため、その内容をご確認ください。だから口座と税務の登録は公開前に済ませておくと安心です。手続きが遅れると支払いが保留になります。
Q6. 書いた本が売れなかったらどうなりますか?
在庫がないため、金銭的な損失は発生しません。だから残るのは、書き上げた原稿と実績だけです。むしろ一冊目の反応は、二冊目の設計に使えます。数字を見て次の企画を決めてください。
Q7. 会社の名前で出すことはできますか?
法人名義での登録に対応しているストアもあります。だから税務や契約の扱いを含めて、事前に条件を確認してください。むしろ社名を出す場合は、社内の確認手順も先に決めておくと進行が止まりません。
Q8. 電子書籍を出版すると仕事につながりますか?
出しただけでは変わりません。読んだ方が次にどこへ行けばよいかを、巻末や紹介文で示しておく必要があります。だから導線を先に設計してください。むしろ本を渡した後の会話が変わる点に、いちばんの効果があります。
まとめ:電子書籍を出版する道は9歩で終わる
必要なものは、原稿と表紙と口座の3つだけです。出版社の審査もなく、印刷費もかかりません。だから止まっている理由は、手順を知らないことだけかもしれません。
つまずきやすいのは整形と表紙の工程です。ここに半日を確保できれば、公開までの道は一気に短くなります。だから最初の関門さえ越えれば、あとは流れ作業です。
今日はここまでやってみる
まずは、公開したい日をカレンダーに書き込んでください。そのうえで、読者を一人だけ思い浮かべます。この2つが決まれば、原稿の書き方も価格の考え方も自然に決まっていきます。小さく出して、育てていきましょう。
出す前に確認したい5項目
- ✅ 読者を一人に絞れているか
- ✅ 見出しの階層がそろっているか
- ✅ 表紙は縮小しても読めるか
- ✅ 価格の根拠を説明できるか
- ✅ 口座と税務の登録は済んだか
本日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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