出版企画書とは?採用される書き方・構成・テンプレート
「企画書さえ書ければ、本は出せると思っていた」
そう考えて書き上げた資料が、返事のないまま終わる。実は珍しい話ではありません。中身の良し悪し以前に、伝わる形になっていないからです。
でも、型を知れば結果は変わります。採用される企画書には、共通する骨格があるからです。
では、出版企画書には何をどう書けばいいのでしょうか?
この記事では、企画書の役割と全体像を整理します。必ず入れたい8つの構成要素、そのまま使えるテンプレート、通る企画書と落ちる企画書の違いまでまとめました。読み終える頃には、書き出す準備が整っているはずです。
結論からお伝えします。出版企画書とは、本の狙いと中身を出版社に伝えるための提案書です。読者像・企画意図・目次案・著者情報の4点がそろえば、話は前に進みます。だから書く順番さえ間違えなければ、初めてでも形になります。まずは全体像から押さえましょう。

目次
出版企画書とは?役割と全体像をやさしく整理
出版企画書とは、本の狙いと中身を出版社に伝えるための提案書です。企画の設計図であり、著者と編集者の共通言語にもなります。まずは役割と全体像から押さえましょう。
定義と、資料が果たす役割
出版企画書とは、本の企画内容を数枚の資料にまとめ、出版社に提案するための書類です。狙いと中身を先に伝えます。だから話が具体的に進みます。
たとえば「誰に何を届ける本か」を最初に示します。ここがぶれると、あとの説明も届きません。
というのも、出版は投資だからです。判断する側は、必ず根拠を求めます。
要するに、企画書は提案の土台です。ここからすべてが始まります。
誰が読み、何を判断しているのか
読み手は、編集者や編集会議のメンバーです。彼らは「この本が読者に届くか」を見ています。そのため著者の熱意だけでは決まりません。
具体的には、想定読者の広がりと、書店での置き場所を思い浮かべます。判断はとても現実的です。
なぜなら、本づくりには時間と費用がかかるからです。だから回収の道筋を確かめます。
つまり、読み手は事業として成り立つかを見ています。ここを外さないことが大切です。
資料がないと話が進まない理由
企画書がないと、相談は世間話で終わります。口頭では判断材料が残らないからです。そのため次の打ち合わせにつながりません。
たとえば紹介で編集者に会えても、資料がなければ社内で共有できません。そこで話は止まります。
実は、企画書は社内を通すための道具でもあります。だから形にする価値があります。
早い話が、企画書は持ち帰れる説明です。ここが口頭との違いになります。
商業出版と自費出版で位置づけが変わる
企画書の重みは、出版の方法で変わります。商業出版では審査の対象になるからです。一方で自費出版では、制作の設計図として使います。
具体的には、費用を誰が負担するかで役割が分かれます。判断する相手が変わるためです。
両者の違いは商業出版と自費出版の違いを整理した記事で詳しく解説しています。
つまり、同じ書類でも使いどころが違います。ここを先に確かめましょう。
書き出す前に決めておきたい2つのこと
書き出す前に、目的と読者を決めます。この2つが定まらないと、文章は迷走するからです。だから最初に言葉にします。
たとえば「集客のためか、信頼づくりのためか」で構成は変わります。狙いが違えば中身も違います。
なぜなら、目的が読者を決め、読者が内容を決めるからです。ここには順番があります。
要するに、準備は目的と読者から始めます。ここが企画の土台です。
なぜ一枚の資料で採否が決まるのか
採否を分けるのは、文章の巧さではありません。読者と売れ方が具体的に描けているかどうかです。まずは判断のものさしを知っておきましょう。
出版社は届く見込みを先に見る
最初に見られるのは、読者に届く見込みです。本は在庫を抱える商品だからです。そのため裏づけを求められます。
具体的には、読者の広がりと購入する動機を確かめます。感覚だけでは判断できません。
というのも、似た本の実績が材料になるからです。だから類書の話が必ず出ます。
つまり、最初の関門は読者がいるかどうかです。ここを言葉にしましょう。
判断材料が資料しかないという前提
編集会議に出るのは、著者ではなく書類です。資料だけが一人歩きします。だから誤解の余地を残せません。
たとえば専門用語が多いと、社内では伝わりません。読み手が専門外の場合もあります。
実は、わかりやすさ自体が評価されています。伝える力の証明になるからです。
早い話が、企画書はあなたの代理人です。ここを丁寧に整えます。
熱意より再現性が評価される
評価されるのは、熱意より再現性です。誰が読んでも同じ価値が伝わるかを問われます。だから構成が効いてきます。
具体的には、主張の根拠を事例や数字で支えます。感情だけでは弱いからです。
とはいえ、熱意が要らないわけではありません。土台の上に乗せると強く働きます。
つまり、順番は根拠が先、想いが後です。ここを取り違えないようにします。
実績は具体的に示すと伝わる
著者の実績は、具体的に示すと伝わります。抽象的な肩書より、起きた結果が響くからです。だから事実を添えます。
たとえば発信の規模や、これまでの登壇の場を書きます。読者に届く力の目安になります。
なぜなら、出版社は販売の協力者を求めているからです。そのため発信力を見ています。
要するに、実績は届ける力の証明です。ここも企画書の一部だと考えましょう。
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一度で完成しないという前提
資料は、一度で仕上がるものではありません。書いては直す前提で進めるからです。だから初稿は粗くて構いません。
具体的には、まず全項目を埋め切ります。空欄がなくなると全体が見えてきます。
というのも、部分の完成度は後から上げられるからです。そのため先に通しで書きます。
実は、書き直すたびに主張が磨かれます。言葉が短くなっていくからです。
早い話が、完成は三稿目からです。ここは気楽に構えましょう。
通ったあとの動きまで想像させる
通る資料は、出版後の動きまで描いています。売り方が見えると、出版社は判断しやすいからです。だから活用の計画も書きます。
具体的には、講演で配る、顧客に手渡すといった使い道です。販売の後押しになります。
実は、この一節があるだけで印象が変わります。協力者として見てもらえるからです。
つまり、企画書は出したあとまで含みます。ここまで書くと提案が強くなります。

出版企画書に必ず入れたい8つの構成要素
採用される資料には、共通する骨格があります。ここでは必ず入れたい8つの要素を整理しました。まずは一覧で全体をつかみましょう。
- タイトル案
本の中身が一言で伝わる仮の書名です。 - 企画意図
なぜ今この本が必要かを示す理由です。 - 読者ターゲット
想定読者の属性と広がりの目安です。 - 読者の悩み
その人が抱える具体的な困りごとです。 - 本書の特徴
類書と違う切り口や強みを示します。 - 目次案
章立てと各章の要点をまとめます。 - 著者プロフィール
実績と発信力の裏づけを書きます。 - 販売協力
出版後にできる後押しの内容です。
タイトル案と企画意図を先に固める
最初に固めるのは、タイトル案と企画意図です。この2つで本の輪郭が決まるからです。だから冒頭に置きます。
たとえばタイトルは、読者が自分ごとだと感じる言葉にします。難しい言い回しは避けましょう。
なぜなら、最初の数行で読む気が決まるからです。そのため掴みが重要になります。
つまり、冒頭は本の顔です。ここに一番時間をかけます。
読者ターゲットと悩みを具体化する
次に決めるのが、読者と悩みです。誰の何を解決する本かを示します。だから内容の焦点が定まります。
具体的には、年代や職種、置かれた状況まで書き込みます。輪郭が細かいほど伝わります。
というのも、広い読者像は誰にも刺さらないからです。だから思い切って絞ります。
早い話が、絞るほど届きます。ここが初心者のつまずきどころです。
目次案は本の設計図になる
目次案は、企画書の心臓部です。章立てを見れば、本の全体像が伝わるからです。だからここは手を抜けません。
たとえば章タイトルに、読者の得られる変化を書きます。見出しだけで筋が通ります。
実は、目次が書けると原稿も進みます。行き先が決まるからです。
要するに、目次は本の設計図です。ここを丁寧に作りましょう。
本文サンプルで文章の雰囲気を伝える
目次案とあわせて、本文サンプルも添えます。文章の雰囲気は、実物でしか伝わらないからです。だから短くても用意します。
たとえば冒頭の数ページだけで十分です。語り口や読みやすさが伝わります。
というのも、編集者は文体の相性も見ているからです。そのため実例が効きます。
実は、書き慣れていない人ほど価値があります。等身大の言葉が残るからです。
つまり、サンプルは何よりの説得材料です。ここも忘れずに添えましょう。
著者プロフィールと販売協力を書く
最後に添えるのが、著者情報と販売協力です。誰が書き、どう広げるかを示します。だから信頼が伝わります。
具体的には、経歴と発信の場、配布できる機会を書きます。協力の意思が見えます。
なぜなら、出版社は一緒に売る相手を探しているからです。そのため姿勢を見ます。
つまり、最後の一節は共同作業の宣言です。ここで印象が決まります。
そのまま使えるテンプレートと記入例
型があれば、書き出しの迷いは消えます。ここでは基本フォーマットと記入の勘所を紹介します。まずは枠を埋めるところから始めましょう。
基本フォーマットは1枚+補足
基本の形は、要約1枚に補足を添える構成です。冒頭で全体が伝わると読みやすいからです。だから最初に要約を置きます。
たとえば1枚目にタイトル案・読者・企画意図をまとめます。詳細は2枚目以降に回します。
というのも、読み手は忙しいからです。そのため結論から並べます。
つまり、構成は要約が先です。ここが読まれる資料の共通点です。
記入例:企画意図はこう書く
企画意図は、社会の動きと読者の困りごとをつなげて書きます。今この本が要る理由が伝わるからです。だから背景から入ります。
具体的には「こういう変化があり、こういう人が困っている」と並べます。そのうえで解決策を示します。
手順そのものは出版企画書の書き方を解説した記事で詳しく整理しています。
要するに、意図は背景と解決のセットです。ここが説得力の源になります。
記入例:目次案の組み立て方
目次案は、読者の変化の順に並べます。悩みから解決へ進む流れが自然だからです。だから章立てに物語が生まれます。
たとえば第1章で現状を描き、終章で行動を促します。読み進める理由ができます。
実は、各章に一文の要約を添えると伝わりやすくなります。中身が想像できるからです。
早い話が、目次は物語の順番です。ここを意識して並べましょう。
分量とレイアウトの目安
分量は、読み切れる範囲に収めます。長すぎる資料は最後まで読まれないからです。そのため要点を絞ります。
具体的には、見出しと余白を使って視線を導きます。文字を詰め込みすぎません。
なぜなら、読みやすさも評価の一部だからです。だから体裁も整えます。
つまり、分量は読み切れる長さです。ここも配慮しましょう。
テンプレートは自分用に育てる
型は、使いながら自分用に育てます。企画ごとに必要な項目が少し変わるからです。だから固定しすぎません。
具体的には、うまくいった書き方をメモに残します。次の企画がぐっと早くなります。
なぜなら、二冊目以降も同じ資料を使うからです。そのため蓄積が効いてきます。
とはいえ、基本の8要素は外さないようにします。骨格は共通だからです。
早い話が、型は資産になります。ここを少しずつ育てましょう。
提出形式で気をつけること
提出形式は、相手の指定に合わせます。開けない資料は読まれないからです。だから事前に確認します。
たとえばPDFにすれば、レイアウトの崩れを防げます。閲覧環境を選びません。
とはいえ、編集を求められる場合もあります。そのときは元データも用意します。
要するに、形式は相手基準で決めます。ここで印象を落とさないようにします。

企画づくりから提出までの流れ【6ステップ】
作業は、6つのステップに分けると進みます。目的整理から提出までを順に見ていきましょう。実は、順番を守るだけで手戻りが減ります。
- ステップ1:目的とゴールを決める
何のために出すのかを一文にします。 - ステップ2:読者と悩みを絞る
届けたい相手を一人に決めます。 - ステップ3:類書を調べる
似た本を並べ、立ち位置を確かめます。 - ステップ4:目次案を組み立てる
章立てと各章の要点を書き出します。 - ステップ5:本文サンプルを添える
文章の雰囲気が伝わる分量を用意します。 - ステップ6:見直して提出する
第三者の目を通してから送ります。
最初に目的とゴールを決める
出発点は、目的とゴールの言語化です。ここが決まると判断がぶれません。だから最初に置きます。
たとえば「信頼づくりが目的」と決めれば、内容の深さが変わります。狙いが構成を導きます。
なぜなら、目的は全工程の軸になるからです。そのため丁寧に言葉にします。
つまり、最初の一文が地図になります。ここが第一歩です。
類書を並べて立ち位置を決める
次に行うのが、類書調べです。似た本を知らないと、違いを説明できないからです。だから書店で棚を眺めます。
具体的には、切り口・読者・語り口を比べます。空いている場所が見えてきます。
というのも、企画は相対的に評価されるからです。そのため比較が要ります。
早い話が、立ち位置は棚の中で決まります。ここを押さえましょう。
目次案から書き始めると早い
執筆は、目次案から始めると早く進みます。全体が見えると、迷いが減るからです。だから先に骨格を作ります。
たとえば章を並べ替えるだけで、流れが整うこともあります。骨格は何度でも直せます。
本づくり全体の工程は本が出版されるまでの流れをまとめた記事も参考になります。
要するに、骨格が先、肉づけは後です。ここが効率のコツです。
スケジュールの見立てを添える
提出時には、進め方の見立ても添えます。いつ原稿が仕上がるかは判断材料になるからです。だから目安を書きます。
具体的には、執筆にかけられる時間を正直に示します。無理のない計画が信頼を生みます。
というのも、刊行には社内の段取りが伴うからです。そのため時期の共有が要ります。
実は、期日を書くと自分の背中も押せます。締め切りが力になるからです。
要するに、見立ては誠実さの表れです。ここは一行でも構いません。
提出前に第三者へ読んでもらう
提出前には、第三者に読んでもらいます。書き手は自分の文章に慣れてしまうからです。だから外の目を入れます。
具体的には「一読で内容が分かったか」を聞きます。伝わり方が確かめられます。
実は、専門外の人ほど良い読み手になります。前提を共有していないからです。
つまり、最後の工程は他人の目です。ここで完成度が上がります。
通る企画書と落ちる企画書の違い
同じ熱量でも、書き方で結果は変わります。分かれ目は主語と具体性、そして出口の描写です。まずは違いを表で見比べてみましょう。
主語が読者になっているか
最大の分かれ目は、主語です。通る資料は、読者を主語にして書かれています。だから相手の得が伝わります。
たとえば「私が伝えたいこと」ではなく「読者が得られること」と書きます。視点が一つずれるだけです。
なぜなら、本を買うのは読者だからです。そのため読者の利益が先に来ます。
つまり、書き換える起点は主語です。ここを直すだけで印象が変わります。
抽象で終わらず具体があるか
次の分かれ目は、具体性です。落ちる資料は、きれいな言葉だけで終わります。だから中身が想像できません。
具体的には、場面・登場人物・結果を書き添えます。読み手の頭に映像が浮かびます。
というのも、人は具体でしか納得しないからです。だから例を惜しみません。
早い話が、抽象は具体で救えます。ここを補いましょう。
タイトルで中身が想像できるか
見落とせないのが、タイトルの伝わり方です。書名だけで中身が想像できるかを確かめます。だから読み手目線で見直します。
たとえば凝った言い回しより、素直な言葉のほうが届きます。ひねりは後から足せます。
なぜなら、書店では一瞬で判断されるからです。そのため分かりやすさが優先されます。
とはいえ、平凡すぎると埋もれます。だから一語だけ引っかかりを残します。
つまり、良い書名は素直で少し尖っています。ここを目指しましょう。
出したあとの出口が描けているか
見落とされがちなのが、出口の描写です。売り方まで書けている資料は強いからです。だから活用計画を添えます。
たとえば講演や研修、既存顧客への案内などを挙げます。届ける道が見えます。
実は、ここを書ける著者は多くありません。だから差がつきます。
要するに、出口があると企画は動きます。ここが最後の一押しです。
迷ったときの判断基準
迷ったときは、読者が得をするかで判断します。基準が一つあれば、削る勇気が出るからです。だから軸を決めます。
具体的には「この段落は誰の役に立つか」と自問します。答えられない部分は削ります。
なぜなら、盛り込みすぎは焦点をぼかすからです。そのため引き算が要ります。
つまり、判断軸は読者の得です。ここに立ち返りましょう。
出版企画書でよくある5つの失敗と対策
つまずき方には、はっきりした型があります。先に知っておけば、同じ落とし穴は避けられます。まずは代表的な5つを見ていきましょう。
書きたいことを全部詰め込む
最も多い失敗が、詰め込みすぎです。伝えたい思いが強いほど起こります。だから焦点がぼやけます。
たとえば三つのテーマを一冊に入れると、どれも浅くなります。読者は迷ってしまいます。
対策は、一冊一テーマに絞ることです。残りは次の本に回します。
つまり、削る作業も企画の一部です。ここで本の芯が立ちます。
読者像がぼんやりしている
次に多いのが、読者像のあいまいさです。「幅広い層に」と書いてしまう例です。だから誰にも届きません。
具体的には、実在の一人を思い浮かべて書きます。顔が見えると言葉が変わります。
というのも、絞ることで共感が深まるからです。だから思い切って狭めます。
早い話が、一人に書けば多くに届きます。ここは逆説的な原則です。
類書を調べていない
類書調べの不足も、よくある失敗です。似た本の存在に気づかないまま提案してしまいます。だから新しさを示せません。
たとえば同じ切り口の本が既にあれば、視点を変える必要があります。差が説明の核になります。
なぜなら、編集者は棚を知り尽くしているからです。そのため下調べは必須です。
要するに、調べる時間は投資です。ここを省かないようにします。
目次が見出しの羅列で終わる
意外に多いのが、目次の作り込み不足です。見出しだけ並べても中身は伝わりません。だから評価が伸びません。
具体的には、各章に一文の要約を添えます。読み手が内容を想像できます。
実は、この一手間が完成度の差になります。準備の深さが見えるからです。
つまり、目次は要約つきで書きます。ここは必ず補いましょう。
出したあとの活用が空白になっている
最後の失敗が、出版後の空白です。売り方が書かれていないと、判断材料が足りません。だから決め手を欠きます。
たとえば配布の機会や発信の場を具体的に書きます。協力の意思が伝わります。
書くこと自体が負担な方には、本が書けない経営者でも出版できる|話すだけで書籍化する方法と費用という進め方もあります。
要するに、出口の一節で提案は完成します。ここまで書き切りましょう。

出版社に届けるための準備と伝え方
書き上げたあとは、届け方が結果を左右します。送り先の選び方と一言の添え方を押さえましょう。実は、ここで印象が大きく変わります。
送り先は本棚から探す
送り先は、書店の棚から探すのが近道です。似た本を出している版元は、企画を理解しやすいからです。だから相性が良くなります。
具体的には、奥付を見て版元名を控えます。棚の並びが手がかりになります。
なぜなら、得意分野は会社ごとに違うからです。そのため闇雲には送りません。
つまり、探す場所は現場の棚です。ここから始めましょう。
一言を添えて送る
送るときは、短い一言を添えます。なぜその版元なのかが伝わるからです。だから読んでもらいやすくなります。
たとえば「御社の◯◯を読み、この企画を思いつきました」と書きます。定型文とは印象が違います。
というのも、相手も人だからです。だから敬意は必ず伝わります。
早い話が、一言が扉を開けます。ここも手を抜けません。
返事がないときの受け止め方
返事がなくても、企画の否定ではありません。刊行計画との兼ね合いで決まることも多いからです。だから落ち込みすぎないことです。
具体的には、時期をずらして再提案する道もあります。状況は変わります。
実は、タイミングが理由という場合も少なくありません。そのため縁と捉えます。
要するに、無反応は結論ではありません。ここで止まらないことが大事です。
断られた企画書の直し方
断られたら、材料として使います。指摘は次の改善点になるからです。だから記録に残します。
たとえば「読者像が広い」と言われたら、そこだけ絞り直します。全部を書き直す必要はありません。
なぜなら、企画は磨くほど強くなるからです。そのため回数を重ねます。
つまり、否は改善の入り口です。ここから次が始まります。
自費出版という選択肢も持っておく
商業出版だけが道ではありません。自分で費用を負担して出す方法もあるからです。だから選択肢を広く持ちます。
具体的には、内容と時期を自分で決められます。主導権が手元に残ります。
とはいえ、費用の見通しは必要です。そのため事前に相場を調べます。
早い話が、出し方は一つではありません。ここを知ると気が楽になります。
出版企画書に関するよくある質問
検討中の方から多くいただく5つの質問を、要点だけまとめました。判断材料としてお使いください。実は、答えを先に知るだけで手が動き出します。だから気になる項目から順にご覧ください。そのうえで自分の企画に当てはめれば、書き出しは早くなります。
Q1. 出版企画書は何枚くらいが適切ですか?
読み切れる範囲に収めるのが基本です。要約1枚に、目次案や著者情報の補足を添える形が扱いやすくなります。だから枚数より、要点が先に伝わる構成かどうかを重視しましょう。むしろ短くまとまった資料のほうが、忙しい読み手には届きます。
Q2. 実績が少なくても通りますか?
通る場合もあります。見られているのは肩書より、読者に届く道筋があるかどうかだからです。だから発信の場や配布できる機会を、具体的に書き出してみてください。むしろ小さくても実在する接点のほうが、抽象的な肩書より説得力を持ちます。
Q3. 原稿を全部書いてから提出すべきですか?
全文は必要ありません。目次案と、文章の雰囲気が伝わる本文サンプルがあれば十分です。だから書き上げる前に、方向性を相談したほうが手戻りは減ります。むしろ早い段階で意見をもらうほうが、完成までの道のりは短くなります。
Q4. 複数の出版社に同時に送ってもいいですか?
送ること自体は珍しくありません。ただ、話が進んだ相手には状況を正直に伝えるのが礼儀です。だから連絡の履歴を残し、進み具合を管理しておきましょう。むしろ誠実なやりとりのほうが、長い関係につながります。
Q5. 書くのが苦手でも企画書は作れますか?
作れます。話した内容を整えて資料にする進め方があるからです。だから話し言葉でメモを取り、あとから構成に落とし込む方法が向いています。むしろ語りのほうが、あなたらしい切り口や熱量が残りやすくなります。
まとめ:出版企画書は読者を主語に書く
出版企画書とは、本の狙いと中身を出版社に伝えるための提案書です。読者像・企画意図・目次案・著者情報の4点がそろえば、話は前に進みます。だから型に沿って埋めていけば、初めてでも形になります。まずは目的を一文にすることから始めましょう。
明日から動き出すための下ごしらえ
最初に「何のために出すのか」を書き出します。そのうえで届けたい読者を一人に絞り、その人の悩みを言葉にしましょう。次に類書を並べて立ち位置を確かめ、目次案に各章の要約を添えます。最後に出したあとの使い道まで書けば、提案は完成に近づきます。書くのが負担なら、話した内容を資料に整える進め方もあります。まずは一枚、目的の一文から書き始めてみてください。
今すぐできる2つのアクション
- ✅ 「何のために出すのか」を一文で書き出す
- ✅ 届けたい読者を一人に絞り、その悩みを書き添える
本日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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