【GPT-5時代の生存戦略】もう「ツールの使い方」は学ぶな!本当に価値が上がる“人間の3つの能力”
「GPT-5、すごいのは分かったけど…正直、すごすぎて、これから自分はどうすればいいか分からなくなってきた…」
「AIが何でもやってくれるなら、人間の仕事って本当になくなるんじゃないか…?」
こんにちは!KISACHI.株式会社 代表の友部貴幸です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます!
前回まで、ついにリリースされたGPT-5がもたらす衝撃の未来についてお届けしてきました。
「AIがじっくり考えるようになった」
「プログラミングや高度な分析までこなしてしまう」
「AIの文章に心が揺さぶられる日が来た」
そのとんでもない能力に、ワクワクすると同時に、
あなたも今、こんな風に少しだけ途方に暮れるような気持ちになっているかもしれません。
そこで今回は、この歴史的な変化の真っ只中で、
私たちが今、本当に身につけるべき能力とは何なのか、
そして明日から具体的に何を始めればいいのかについて、
核心に迫るお話をしたいと思います。

目次
【超重要】もう「ツールの使い方を覚える」時代は、完全に終わった
まず、私たち全員が認識を改めなければならない、一つの重要な事実があります。
それは、「個別のツールの使い方を覚える」という学習スタイルの終焉です。
思い出してみてください。 ほんの数ヶ月前まで、
私たちは「〇〇というAIツールがすごい!」「△△の使い方をマスターしよう!」と、
新しいツールの機能や操作方法を学ぶことに必死でした。
しかし、GPT-5の登場で、その常識は完全に過去のものとなりました。
マインドマップ作成、データ分析、画像生成、プログラミング…
これまでそれぞれの専門ツールが必要だった機能のほとんどが、
GPT-5という巨大な知性の基盤の上に、当たり前のように統合されていきます。
これは、つまり、あなたが一生懸命覚えた特定のツールのスキルが、
数ヶ月後には「標準機能」としてコモディティ化し、時代遅れになってしまうことを意味します。
変化の速い川の流れの中で、次々と現れては消えていく小石を必死に集めるような学習法は、
もはや意味をなさないのです。
AIに代替されない、これからの時代に本当に価値を持つ“人間の能力”とは?
では、AIがほとんどの「作業」をこなしてくれるようになった時、
私たち人間に残される、本当に価値のある能力とは一体何でしょうか?
私は、それは
「AIを使いこなし、その能力を最大限に引き出すための、本質的な知性」
だと考えています。
AIは、超高性能なエンジンを積んだF1カーのようなものです。
しかし、その車をどの方向に、どれくらいのスピードで走らせるのか、
そしてレース全体をどう戦うのかを決めるのは、ドライバーである人間にしかできません。
これからの時代、特に私たち経営者に求められる、
その「ドライバー」としての能力。具体的には、以下の3つの力です。
能力①:課題設定力 ― AIが動くための「最初の問い」を立てる力
AIは非常に優秀ですが、自ら「何をすべきか」を発見することはまだできません。
AIが動き出すための、全てのスタートラインとなるのが、この「課題設定力」です。
例えば、「最近、会社の売上が落ちている」というのは、ただの「事象」です。
AIに「売上が落ちてるんだけど、どうすればいい?」と聞いても、
漠然とした一般的な答えしか返ってきません。
ここで人間の「課題設定力」が問われます。
- 「どの商品の売上が、どの顧客層に対して、いつから落ちているのか?」
- 「競合他社は、その時期にどんな動きをしていたか?」
- 「売上減少の根本的な原因は、商品力か、マーケティングか、それとも顧客対応か?」
このように、漠然とした事象から、解決すべき具体的な「問い(=課題)」を的確に定義する力。
これこそが、AIに意味のある仕事をさせるための、最初の、そして最も重要なステップです。
経営者にとって、これはまさにビジネスの根幹をなす能力と言えるでしょう。

能力②:プロンプト設計力 ― 最高の答えを引き出す「魔法の呪文」を唱える力
解決すべき「課題」が決まったら、次にそれをAIに伝え、
最高のパフォーマンスを発揮させるための「指示」を出さなければなりません。
AIの能力を最大限に引き出す鍵は、この「プロンプト(指示)」の質にあります。
AIは「指示待ちの超天才」です。指示が曖昧なら、天才もその能力を発揮できません。
前回、私が用意した意地悪な間違い探し問題を、GPT-5が一発で解いたという話をしました。
あれも、ただ「間違いを教えて」と聞いたわけではありません。
ダメなプロンプト例:
「この文章の間違いを教えて。」
優れたプロンプト例:
「あなたは、世界で最も優秀な日本語の校正者です。
以下の文章を、プロの視点からレビューしてください。
文章内に含まれる可能性のある、
①論理的な矛盾、②事実誤認、③誤字脱字の3つの観点で間違いをすべて指摘し、
なぜそれが間違いなのかという理由も明確に説明してください。」
このように、AIに明確な「役割」を与え、思考の「道筋」を示し、
アウトプットの「形式」を定義する。
この「プロンプト設計力」こそが、AIが生み出す成果の質を、
凡庸なものから驚異的なものへと変えるのです。
これは、部下に的確な指示を出して最高の仕事をさせる、
マネジメント能力にも通じるスキルです。
能力③:批判的思考力 ― AIの答えを鵜呑みにせず「最終判断」する力
AIがどれだけ進化しても、決して忘れてはならないのがこの能力です。
いくらGPT-5の間違いが減ったとはいえ、100%ではありません。
また、AIが出した答えが、統計的に「正解」だとしても、
それが必ずしもあなたのビジネスにとっての「最適解」とは限りません。
AIが提示した複数の選択肢や、一見完璧に見える分析結果に対して、
- 「本当にこのデータは正しいのか?バイアスはかかっていないか?」
- 「もっと創造的で、より良い第3の選択肢はないだろうか?」
- 「倫理的に、あるいは自社の理念に照らして、この判断は問題ないか?」
- 「短期的には良くても、長期的なリスクはないか?」
と、多角的な視点で吟味し、最終的な意思決定を下す力。
この「批判的思考力(クリティカル・シンキング)」こそ、
人間に残された最も重要で、尊い役割です。
AIは最高の参謀になり得ますが、最後の決断を下す責任と孤独は、
経営者であるあなたにしか担えません。

まとめ:AIは、あなたの“知性”を映し出す鏡。恐れず、問い続けよ。
GPT-5の登場により、私たちは「作業者」であることから解放されます。
しかし、それは決して楽になるという意味ではありません。
私たちは、「問いを立て、指示を出し、判断する」という、
より高度で、より創造的な「思考者」としての役割を、
これまで以上に強く求められることになるのです。
課題設定力、プロンプト設計力、批判的思考力。
この3つの力は、互いに密接に連携しています。
良い問いを立てられなければ、良い指示は出せません。
良い指示を出せなければ、良い答えは得られません。
そして、良い答えを判断できなければ、全てが無駄になってしまいます。
GPT-5は、あなたの知性を映し出す“鏡”のような存在です。
あなたが深い問いを投げかければ、AIは深い答えを返してくれます。
あなたが的確な指示を出せば、AIは的確な仕事をしてくれます。
あなたが本質を見抜く目で判断すれば、AIは最強のパートナーとなります。
特別なスキルを今から学ぶ必要はありません。
大切なのは、日々の仕事の中で、
「なぜ?」「本当に?」「どうすればもっと良くなる?」と、思考を止めないこと。
そして、AIという最高の壁打ち相手に、恐れず、たくさんの質問をぶつけてみることです。
あなたの知性が磨かれれば磨かれるほど、AIはより輝きを増し、
あなたのビジネスを力強く後押ししてくれるでしょう。
さて、次回はいよいよこのGPT-5シリーズの最終回。
このとんでもない知性を持つGPT-5の登場で、
私たちKISACHI.株式会社の「出版プロデュース」が、具体的にどう進化するのか。
あなたの「本を出したい」という夢が、どれだけスピーディーに、
そしてどれだけ感動的に実現できるようになるのか、その全貌をお伝えしたいと思います。
ぜひ、楽しみにお待ちください!
本日も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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